小さな宇宙人アミ ~Part2~

スピリチュアル

アミと話をしているうちにだいぶ遅い時間になってしまったことに僕は気が付いた。おばあちゃんに怒られてしまうことを心配して「僕もうそろそろ帰らなくちゃ」と言った。すると「君のおばあちゃんは今寝ているから大丈夫だよ」とアミ。「・・・でも心配だ」すると、「心配だって!?なんてバカなことを言うんだ、まだ現実に起きていない先のことをあれこれと気に病むのではなく、今起きていることに当たることの方が賢明なことだよ。起こらなかった問題や、これからも決して起こりもしない問題を心配して頭を悩ませていくのはやめて、もっと今という時を楽しまなくちゃと言っているんだよ。この美しい夜の瞬間を今満喫しなかったらそれこそなんと愚かなことだろう。どうして実際起こりもしないことに頭を悩ませて現実を犠牲にしなくてはならないんだい?」とアミは言った。それでもどうしても心配そうな僕を見て「あーもう、わかったよ、わかった。じゃぁこれから君のおばあちゃんを見てみよう」と、腰についている小型テレビを取り出した。そこにおばあちゃんの寝ている姿が映った。「その機械はどうやって操作するの?カメラがどこ?」好奇心に駆られて聞いてみた。「カメラは必要ない、この機械は対象を捉えて、ピントを合わせろ過して選択、増幅して投影するんだ」とアミは説明してくれた。「ずいぶん複雑なんだなぁ」というと、「そんなことはないよ、これは僕が小学校の時に作った思い出のものなんだよ」と答えた。僕は「地球にもいつか君が作ったみたいな機械が発明されるだろうか?」と聞いてみた、するとアミは少し悲しそうな顔をして「・・・わからないね」と答えた。「未来のことは幸いなことに誰にもわからない、人はただ可能性を推し量ることしかできない。例えば地球が将来救われるかどうかの可能性や確率を推測することだよ」とアミは言った。地球も他の星と同じく危機に晒されているとアミは言う。「科学と愛のバランスが科学の方に異常に傾き過ぎている、何百万ものこういった文明が今までに自滅してきているんだ。今地球は転換期にある、危険そのものだよ」僕は衝撃のあまり黙ってしまった。そしていいことを考え付いた。「君たちが何とかすればいいんだよ!例えば各国の大統領に戦争をやめるように言うとかね」と提案した。それを聞いてアミはまた笑いながら「そんなことをしたらまずほとんどの人が心臓麻痺で死んでしまう。第2に宇宙人がそんなことを警告したら、侵略するために武器を捨てさせる気だと信じてもらえない。第3にもしこちら側に敵意がないことがわかってもらえたとしても誰も武器を捨てようとしないよ、他の国から攻められたらという不安があるからね」僕は「じゃぁ君たち宇宙人は戦争しないの?」と聞いた。アミは僕の方を優しく見て「戦争はしないよ、なぜなら神を信じているからね。神は純粋な創造のエネルギー、限りなく純粋な愛だ」その言葉に僕は感動した。「だからこそ宇宙はとても善良で美しいんだ

じゃぁ地球人やもっと下の文明の星たちは?」アミに聞いてみた。「目が見えることが素晴らしいことだとは思わないかい?」とアミ。「一度も考えたことがないからわからないけど、たぶんそう思う」と答えた。「もし生まれてからずっと目が見えない人がある日突然見えるようになったとしたら、目が見えることがどんなに素晴らしいことか想像つくだろう?」「もちろん!」「辛く厳しい人生を耐えてきた人がより人間的な人生を送れるようになったとしたら、その人たちがそれを1番評価できるだろう、今何をしているか気が付いている?僕たちは歩いてる、君は歩くことができるんだ」アミは言った。「あ・・・うん、でも当たり前のことだよ?」僕は答えた。「もし足が不自由な人がリハビリをして歩けるようになったとしたら、彼らにとっては歩けることがなにか本当に特別なことで感謝せずにはいられないことに違いない。それに引き換え君は少しもそれに気づかず歩いている、歩くことになんの意味も見いだせないである」そのアミの言葉に「その通りだアミ、君は僕にいろいろ新しいことを気づかせてくれる」僕はアミの言葉で少しずつ変わっていった。もう今までのペドロではなかった。

今回のパートもめちゃくちゃ刺さった・・・!!サザエさん症候群!今サザエさんを家で見ているのにもかかわらず、明日の仕事のことを考えて「帰りたい・・・」と思ってしまう。サザエさんのテレビに集中してサザエさんのことだけを考えていればよかったんだ!!・・・なんか例がサザエさんだととても薄っぺらくなってしまう気が笑 サザエさんが悪いのではなく今回の例にサザエさんをチョイスしたのが間違いだった、ごめんなさい、サザエさん。

思い返すと、今現在のことだけに集中できてることってないかもなーと思う。なにかをしている時でも、頭では過去の後悔や失敗を思い出して落ち込んだり、未来のことを考えたり想像して心配で仕方なくなったりしてる。頭の中でどうにもならないことをぐるぐる考えて、今この瞬間を感じることができていない。アミの言う通り過ぎてバケツいっぱいの水を頭からかぶせられた気分。考えすぎるクセをやめることはとても難易度が高いと思う。でも今この瞬間をしっかり5感で感じられる人になりたい。

神に対する意識がすごく変わった。あなたは神様はどんな存在だと思いますか?私は人間の願いを叶えてくれたり、悪いことをした時に罰を与える、そういう人間の親みたいな存在だと思ってた。多分そういう風に思ってる人も多いと思う。でも神は純粋な創造のエネルギーで純粋な愛だとアミは教えてくれた。地球、宇宙、銀河そのもの。私たち地球人は今、目が見えることも歩けることも自覚しないで生活を送っている。でも当たり前じゃない、そのことに早く気づいて地球を大切にして、武器を捨て手を取り合って善良で愛のある美しい宇宙に仲間入りしたい。そう思った。

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